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ARCHITECTURE OUTLINE建物の概要

愛媛県武道館のコンセプト

愛媛県武道館は、愛媛県における武道振興のための
新たな中核施設として整備されました。
堂々とした風格を有し、県内産の木材をはじめ、菊間瓦、大島石、
砥部焼、絹製品などの県産品をふんだんに用いて愛媛らしさ
あふれる施設となっており、次の四つの「き」を
コンセプトにしております。

  • 機能性(世界初の「浮上式柔道用床転換システム」の導入)
  • 規模の大きさ(日本武道館、東京武道館と並ぶ日本最大級の規模)
  • 木などの県産品(内装・外装に県産品を活用した「愛媛らしさ」)
  • 来やすさ(施設のそばに駅やバス停留所、タクシー乗り場が)

外観及び内部

城郭をほうふつとさせる重厚感と近代的な明るさを両立させ、木材や石などの自然素材を強調して、周辺自然環境と調和するデザインとしています。

  • 屋根

    城郭をほうふつとさせる重厚感と近代的な明るさを両立させ、木材や石などの自然素材を強調して、周辺自然環境と調和するデザインとしています。

  • 外壁

    1階は大島石の石積みとし、城郭をほうふつとさせる重厚感を持たせいます。妻面は、総ガラス張りとして、トラスを組み合わせた屋内木造屋根架構が外からも見通せる構造としています。

  • 外部柱

    西妻面外側に、県内産の無垢材と集成材を使った最長28.3mの円柱を配し、木造建築のシンボルとしています。

  • 内部

    可能な限り木質化しています。

県産材・県産品

県産材

木造トラス屋根架構や柱材として、杉の無垢材・集成材を約3,000m3使用

菊間瓦

屋根仕上げ面積:約11,550m2
屋根瓦約32万枚使用 中庭に巨大鬼瓦設置

菊間町窯業協同組合Webサイト
大島石

外壁石積仕上げ面積:約4,400m2

今治市Webサイト
砥部焼

陶板壁画、床タイル等、内装仕上げ材として活用

砥部町観光Webサイト
絹製品

タペストリ-等、室内装飾として活用

一般社団法人西予市観光物産協会Webサイト

主要設備

  1. 設備

    浮上式柔道用床転換システム

    新武道館の主道場に整備する「柔道用床転換システム」は、試合場1面を1基とし、床面に向かって高圧の空気を噴射して本体を浮上させる仕組みとなっており、人力で搬送することができるうえ、床面を傷める心配もありません。省スペースを図るため、通常は折り畳んだ状態で地下ピットに収納し、展開する際は、道場床の一部が昇降する「せり舞台」を利用して搬出します。同様の型式では世界初となる設備です。

    大型映像表示システム

    大型映像表示システム

    省エネ関連

    太陽光発電/透光性太陽電池(10キロワット)採用
    雨水利用/貯溜量480m3
    照明制御/必要箇所に人感センサーを設置

    主道場観覧席

    1階 988席(収納式移動観覧席)
    2階 2,896席(固定観覧席) → 座席表(PDF)

  2. 建築概要

    建設場所

    建設場所

    敷地面積

    26,485m2 [建物部分/19,894m2・駐車場部分/6,591m2]

    構造

    木造一部鉄筋コンクリート造 地下1階 地上2階

愛媛県武道館へのアクセス