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えひめ広域スポーツセンター

【活動報告】鹿児島県の総合型クラブ等へ訪問してきました!

令和7年6月12日(木)・13日(金)の2日間、鹿児島県にて、総合型地域スポーツクラブに関する訪問調査及び情報交換を行いました。

〇NPO法人きりしま舞鶴スポーツクラブの訪問及び情報交換について

12日には、霧島市で活動されている「NPO法人きりしま舞鶴スポーツクラブ」を訪問し、施設の見学と情報交換をさせていただきました。

同クラブは、平成24年にNPO法人格を取得し、地域に根ざした活動を継続されています。訪問当日は、池田理事長、脇元副理事長に対応いただき、クラブの設立経緯や運営について貴重なお話を伺いました。

クラブの前身である「国分舞鶴スポーツクラブ」は、平成18年に旧国分市が公民館講座や体育施設の管理を目的に設立し、その後、組織改編を経て現在のクラブとなっています。設立当初から、活動拠点となるクラブハウスは霧島市立舞鶴中学校の敷地内に設置されており、行政との連携によって実現したそうです。

また、同中学校の教職員と定期的に情報交換を行い、授業のサポートや学校の課題解決に協力するなど、学校との強い連携体制が築かれている点も印象的でした。放課後の体育館利用についても、クラブが調整を担っており、地域と学校をつなぐ役割を果たしています。

特に、常勤の事務職員を置かずクラブ運営を行っている点は参考になりました。業務負担軽減のためにAIを活用した事務の効率化や、SNSを活用した広報活動・会員募集など、新たな取り組みを積極的に導入しており、運営のヒントとなる多くの学びがありました。

 

〇鹿児島県広域スポーツセンター・クラブアドバイザーとの情報交換

13日には、鹿児島県広域スポーツセンターを訪問し、県内の総合型クラブ支援に関する取組みや状況について永田クラブアドバイザーと情報交換を行いました。

鹿児島県では、(公財)日本スポーツ協会(JSPO)の登録・認証制度に先立ち、令和3年度より県独自のクラブ認定制度を導入しており、制度に基づいて行政とクラブが連携する体制が構築されています。

この制度では、クラブが所在する市町村の行政担当者との面談や書類確認などが義務づけられており、結果として行政側のクラブ理解が深まり、協力体制が自然と整っている印象を受けました。

認定を受けたクラブには、県章入りの証書が交付され、学校や公共施設への広報物掲示等もスムーズに行える環境が整えられています。こうした認定制度が、クラブの信頼性向上や活動推進に大きく貢献していることを実感しました。

 

今回の鹿児島県訪問にて、ご対応いただいた関係者の皆様に心より御礼申し上げます。

「NPO法人きりしま舞鶴スポーツクラブ」の見学および、広域スポーツセンター・クラブアドバイザーの方々との情報交換を通じて、多くの学びと刺激を得る機会となりました。

今後は、今回得た知見をもとに、愛媛県内の総合型クラブへの情報提供や研修会開催など、支援活動へとつなげてまいります。

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